数年前、様々な健康効果や美容効果が期待できると、話題になったココナッツオイル。
巷では「ダイエットに良い」「認知症やアルツハイマーに良い」などと言われています。
最近ではYouTuberに転身されたメンタリストのDaiGoさんが、「スキンケアに良い」とオススメしていましたよね。
ココナッツオイルって本当に効果があるのか、そもそもどんな効果があるのかよく知らない、という方も多いのでは?
結論から言うと、ココナッツオイルはダイエットや美容に興味がある人におすすめです!
この記事では、なぜココナッツオイルがダイエットや美容に良いのか、わかりやすく解説していきます。
一方で、期待し過ぎない方が良い効果についてもまとめていきます。
その他、ココナッツオイルの
・食べる時&使う時の注意点
・選び方のコツ
・おすすめの商品
も一緒にご紹介。
これさえ読めば、ココナッツオイルの効果についてしっかり理解でき、ココナッツオイルはダイエットや美容に興味がある人におすすめである理由がわかります!
きっとあなたも、今日からココナッツオイルを生活に摂り入れたくなるはず。
目次
1 ココナッツオイルはダイエットや美容におすすめ
ココナッツオイルとは、ココヤシの実の胚乳からしぼられた油のことで、別名「ヤシ油」とも言います。
ココナッツオイルの効果は、ココナッツオイルにたくさん含まれる「中鎖脂肪酸」(MCT)のおかげです!
一般的なキャノーラ油やオリーブオイルなどの油は「長鎖脂肪酸」と言って、同じ油であるものの、油の種類が異なります。※詳しくはこの章の最後で説明します!
ココナッツオイルの効果は大きく2つあります。
・ダイエットサポート効果
・ヘアケア
早速、詳しく確認していきましょう!
1-1 ダイエットサポート効果
ダイエットしているけどなかなか効果が現れない…なんて方にココナッツオイルは特におすすめです!
ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は肥満改善やダイエットのサポートに効果が期待できます。
それには3つの理由があります。
① 脂肪燃焼を促進するから
② 空腹感を抑えるから
③ 体脂肪として体に付きにくいから
それでは順を追って確認していきましょう。
1-1-1 ①脂肪燃焼を促進する
ココナッツオイルは「糖質制限」と併用すると、脂肪燃焼を促進する効果が期待できます。
ポイントなのは、今まで摂っていた油を減らし、減らした分の油を中鎖脂肪酸にするということ。
摂取する油の種類を中鎖脂肪酸に変えたことで、内臓脂肪が減ったという結果が得られています。
スウェーデンで行われた実験では、摂取カロリーを2,200 kcal(1日の必要エネルギー分)以下に制限し、中鎖脂肪酸を摂取させたところ、体脂肪量の減少が認められました。
また、コロンビア大学とニューヨーク肥満研究センターで行われた研究では、肥満成人男女(BMI27~33)を対象に、オリーブオイルと中鎖脂肪酸が含まれた油が比較されました。この実験では、減量指導(エネルギー制限)とともに、中鎖脂肪酸を摂取させたところ、中鎖脂肪酸が含まれた油はオリーブオイルに比べ、体重、総脂肪量、体幹脂肪量、内臓脂肪量が大幅に減少したことがわかっています。
このように、中鎖脂肪酸は体についた脂肪を燃焼しやすくし、体脂肪率を下げる働きがあり、特に内臓脂肪型の肥満に効果を発揮します。
ではなぜ、脂肪燃焼に効果があるのか。
それは、エネルギー源が「糖質」から「脂肪」に切り替わったからです。
エネルギー源が脂肪に切り替わることで、体内に蓄積した脂肪も効率的に燃やすことができます。それをサポートするのがココナッツオイル。
脂肪を燃焼消化した後に残る物質を「ケトン体」と言いますが、ココナッツオイルに含まれている中鎖脂肪酸を摂取すると血中にケトン体が増えるという調査結果も出ています。※1
1-1-2 ②空腹感を抑える
ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は空腹感を抑える働きがあります。
それは、体が満腹であると勘違いするからのようです。
先ほどもお話しましたが、ココナッツオイルを摂ることで、糖質から脂肪にエネルギーに替わり、脂肪分解が優先され、体内には糖が残った状態になります。
脳は「まだ体に食事(糖分)が残っているから、もういらないよ!」と信号を出すため、満腹感が継続すると考えられています。
スウェーデンで行われた、肥満女性を対象とした実験では、1日の摂取カロリー制限と中鎖脂肪酸の摂取をさせたところ、「空腹感が減り体重の減少率が増加した」という調査結果が報告されています。
この研究では、中鎖脂肪酸は長鎖脂肪酸と比較した時、食事の5分前・5分後・40分後・120分後においてどの時においても、空腹感が少ないことがわかりました。
下記は長鎖脂肪酸(LCT)と中鎖脂肪酸(MCT)の食事で、食事前後の空腹感を比較したグラフ。
ココナッツオイルを取り入れることで、ダイエット中の辛い空腹状態を少なくし、無理なくダイエットを続けられそうですね。
1-1-3 ③体脂肪が体に付きにくい
そもそも、ココナッツオイルは体脂肪として蓄積しにくい油です。
え?油なのに体脂肪になりにくいって一体どういうこと?!って感じですよね。
それは、ココナッツオイルに含まれる油の種類が鍵を握っています。
中鎖脂肪酸は飽和脂肪酸の1種で、3つに分けられます。
①長鎖脂肪酸(LCT)
②中鎖脂肪酸(MCT)
③短鎖脂肪酸(SCT)
ココナッツオイルに多く含まれる「中鎖脂肪酸」は、脂肪酸の長さが長鎖脂肪酸の約半分です。
脂肪酸の長さが短いと分解が簡単なので、消化吸収が良く、早くエネルギーに変わります。※2
つまり、素早くエネルギーとして使われるので脂肪として、体に蓄積されにくく、肥満の原因になる中性脂肪になりにくいのです。
以上3つの理由から、中鎖脂肪酸が豊富に含まれるココナッツオイルは、ダイエットサポートに効果的と言えそうです!
参考
※2 日清オイリオ株式会社研究所|竹内 弘幸「食餌脂肪の分子種と体脂肪蓄積に関する研究」
1-2 ヘアケア効果
「髪の毛が傷んで、パサパサ…」な時には、ココナッツオイルがピッタリです!
ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は、髪の毛をダメージから守ってくれます。
インドで行われたある研究で、ココナッツオイルはミネラルオイル(鉱物油)、ひまわり油などと比べ、「シャンプーを使う前・後」、「ダメージがある・なし」にかかわらず、髪の毛をダメージから守るのに一番効果があったオイルであることがわかりました。
そもそも、髪の毛パサパサになってしまうのは、髪の毛のキューティクルの剥がれ、髪の毛内部にあるタンパク質が流出することなどが原因。
ココナッツオイルの「ラウリン酸」(中鎖脂肪酸の1つ)にはそれを防いでくれる働きがあります。
他の油に比べ、ラウリン酸の粒子はとても細かく、タンパク質に非常に結び付きやすい性質を持っています。
つまり、粒子が小さいので、髪の内部まで入り込んでタンパク質とくっついてくれることで、髪内部に水分やカラー剤等の薬剤が侵入するのを防ぎ、髪のタンパク質を守ってくれるのです。
ココナッツオイルは髪の毛のダメージケアにも、ダメージ予防にもいいってわけなんですね!
日焼け止め効果がちょっとある!
ココナッツオイルは簡易な髪の毛の日焼け対策としておすすめです。
それは、ココナッツオイルには紫外線の約20%をブロックする働きがあるから。
従来の日焼け止めは紫外線の約90%をブロックすると言われているので、それに比べると劣りますが、インドのラヴィシャンカールシュクラ大学の研究によると、ココナッツオイルのSPF値(※)は約7であることもわかっています。
※SPFとは紫外線防止効果を示す指標。1〜50までの数値を用いて、どれぐらい長い時間防止できるかを表す。数値が大きいほど防御効果が高い。
日焼けしやすさには個人差があるので、あくまで目安ですが、例えば日焼けするのに20分かかる人がココナッツオイルを使うと、20(分)×7(SPF)=140分(2時間半弱)の日焼け止め効果が期待できます。
顔や体には従来の日焼け止めが良さそうですが、日焼け対策を怠りがちな髪の毛には、保湿しながら簡単にできる紫外線対策としていいかもしれませんね!
以上から、ココナッツオイルをヘアケアに使うのは効果的と言えそうですね!
ココナッツオイルで他にもこんな効果が得られるかも!
ダイエットサポートやヘアケア効果の他にも、ココナッツオイルがある病気の改善に役立つかもしれないと、たくさん研究がされています。
ココナッツオイルは
・乳がんの症状の緩和とストレスの軽減
・てんかんの発作抑制
・認知症・アルツハイマー症状の軽減
などに効果があると言われています。
■乳がん
マレーシア科学大学の実験によると、乳がんの改善に直接的に効果があるわけではないのですが、ココナッツオイルを摂ったことで乳がんの症状の緩和やストレスを軽減し、生活の質が向上したという結果が出ています。
■てんかん
東京都立小児総合医療センターらの研究によると、小児における無動発作、間代発作、小発作などに対してココナッツオイルなどに含まれる中鎖脂肪酸を用いるケトン食はてんかんの発作を抑えることが報告されています。
■認知症・アルツハイマー
国立長寿医療研究センターの実験によると、ココナッツオイルなどに含まれる短鎖脂肪酸や中鎖脂肪酸の摂取で、認知機能の低下リスクを軽減するかもしれないという結果が出ています。
現在はまだ研究中な部分が多いですが、今後の研究に期待大です。気になる方は使ってみてもいいかもしれません!
2 一方で科学的根拠が薄い効果も
巷で期待されているココナッツオイルの効果の中には、過信しない方が良い効果もありました。
それは、
・美肌効果
・免疫力UP効果
それでは、その理由をわかりやすく解説していきます。
2-1 美肌への効果、期待しすぎないで
ココナッツオイルのスキンケア法は、肌にいいと言われていますが、ココナッツオイルだからいいとは限らないことを覚えておきましょう。
それには、2つの理由があります。
① 保湿効果以上の効果が見込めない
② 美肌成分が微量しか含まれていない
では、1つずつチェックしていきましょう。
2-1-1 ①保湿効果以上の効果が見込めない
ココナッツオイルには保湿の効果はありますが、肌を改善したりする効果について根拠が乏しいのであまり過信しない方が良さそうです。
ココナッツオイルの美容に関するサイトの中には、
・シワ、たるみを改善する
・シミ、そばかすを消す
・アトピー、肌荒れ、ニキビを治す
などと、主張するものもあります。
確かに、ココナッツオイルで保湿をしたことにより、肌が本来の機能を取り戻し、肌トラブルを解消するという可能性はあります。ですが、ココナッツオイルに肌トラブルに直接効く成分が含まれているわけではないので過剰に信用しない方がいいと言えそうです。
2-1-2 ②美肌成分ビタミンEが微量しか含まれていない
ココナッツオイルには、美肌成分として人気のビタミンEが含まれています。
ビタミンEはアンチエイジングには欠かせない成分で、抗酸化作用・美白効果・肌を保護するバリア機能などを持ち合わせています。
ですが、そんなココナッツオイルのビタミンE含有量は1%未満と超微量!
さらに他の油とのビタミンEの量を比較してみましょう。
表を見れば明らかですが、その他の油と比べても、ココナッツオイルに含まれるビタミンEは実はかなり少ないのです!
以上から、お肌の調子を整いやすくはするかもしれませんが、ココナッツオイルの美肌効果は期待しすぎない方がいいでしょう。
食用オイルをお肌に塗るのは要注意
そもそも、油は『食品オイルグレード』と『化粧品オイルグレード』と違いがあります。
化粧品オイルの方がグレードが高く、不純物が少なくなるように作られます。
・食用オイルグレード…栄養や風味などを損なわない程度に不純物を取り除いたもの
・化粧品オイルグレード…肌に刺激がないように安全なレベルまで不純物を取り除いたもの
このようにグレードの違うココナッツオイルは、元は同じですが、全く別物になります!
なので、食用を肌に塗ってもいい、化粧品用を食べてもいいってわけじゃないことを理解しておきましょう。
肌などに使用する際は、化粧品オイルグレードを使うことをおすすめします。
それでもどうしても、食用ココナッツオイルを髪の毛に使ったり、肌に塗りたいと思う方は、必ずパッチテストをするようにしましょう。
<パッチテストのやり方>
①二の腕の内側をよく洗って水気を拭き取り清潔にします。
②洗った部分にテストするココナッツオイルを10円玉硬貨大に塗ります。
③30分後に塗った部分に異常がないか確認します。異常がなければそのまま24〜48時間、触れずに放置します。
※途中で赤みやかゆみ、刺激などの異常があった場合、すぐ洗い流し、ココナッツオイルを肌には使用しないようにしましょう。
ココナッツオイルを肌に使用するのは、合う合わないが分かれるので、別記事『【診断チャート付き】ココナッツオイルが良い肌とダメな肌の見分け方』を参考にしてみてくださいね。
2-2 免疫効果については微妙…?
ココナッツオイルを摂ると、免疫力UPに繋がると言われていますが、免疫効果についても信じすぎない方がいいと言えそうです。
それは、ココナッツオイルで風邪やウイルスなどを予防したなどの裏付けとなる実験結果がまだ出ていないからです。
一般的には、ココナッツオイルに含まれるラウリン酸が免疫力向上に効果があると言われています。これは、ラウリン酸は母乳に含まれる成分であり、ラウリン酸が免疫力の低い赤ちゃんをウイルスから守ると言われていることからと考えられます。
しかし、実験などで免疫力を高めた結果などが得られていませんし、どの程度効果があるはわかっていません。
3 上手に摂ろう!ココナッツオイルの注意点
実は、ココナッツオイルは摂り方次第で効果を上手く得られません!
この章ではココナッツオイルの注意点をご紹介します。
3-1 ダイエットには置き換えを
ココナッツオイルダイエットを成功させるにはポイントがあります。
それは、普段の食事にプラスして摂るのではなく、「他の油と置き換える」ということ。
いくらダイエットにいいからといっても、ココナッツオイルは摂れば摂るだけ痩せる、魔法の油ではありません。
カロリーは他の油と同様、1gあたり9kcal。大さじ1杯ほどで100kcalになります。
摂り過ぎは、カロリー過多による体重増のリスクがあるので、注意が必要です。
さらに、ダイエット効果を高めたい方は「糖質制限」と併用することをおすすめします!
ココナッツオイルのダイエット効果についてもっと知りたい方は『ココナッツオイルはダイエット効果あり!本当に痩せる正しい方法』の記事で詳細に説明しています。是非、参考にしてみてください!
3-2 食べる時は量に気をつけよう
ココナッツオイルの食べ過ぎは禁物。
1日の摂取量は大さじ2杯、多くても大さじ3杯までを目安にしましょう。
必要以上にココナッツオイルを摂り過ぎると、下痢や腹痛に繋がる場合も。
なので、まずは少量から試してみてください。
例えば、トーストに塗るバターをココナッツオイルに変えてみたり、コーヒー・紅茶などに入れて飲むとコクが出てまろやかな口当たりでおすすめです。
ココナッツオイルはレンジ厳禁
ココナッツオイルは25℃以下で固まる性質があります。
夏場は液体だったのに、寒くなったら白く固まってしまって驚かれた方もいるのではないでしょうか。
そんな時は瓶ごと湯煎して温めると簡単に液体に戻ります!
また、液体の状態でも冷たい飲み物などに入れると固まってしまうので温かい飲み物に入れるのがいいでしょう。
固まっているからといって、決して、電子レンジを使って溶かすのはやめてください!
ココナッツオイルを電子レンジで温めると、温度が上がりすぎて引火や火傷などの事故の原因につながる場合もあります。
詳しいココナッツオイル使用方法について知りたい方は、『美容・料理・掃除…ココナッツオイルを300%使い倒す18の使い方』の記事にまとめていますので、良かったら見てみてくださいね。
ココナッツオイルの溶かし方についてもっと知りたいという方は、『固まったココナッツオイル|正しい溶かし方とやってはいけない方法』を参考にしてみてください。
4 要チェック!食用ココナッツオイルを選ぶ4つのポイント
ダイエットやヘアケアに良い、中鎖脂肪酸を手軽に補えるのなら摂らない手はありませんよね!
早速買ってみようと思ってくれた方、ちょっとお待ちを。
食用のココナッツオイルを選ぶ時には、少しポイントがあります。
<買う前にチェック!4つのポイント>
① 原産国が「フィリピン・スリランカ産」
② 「コールドプレス製法」の「バージンオイル」
③ なるべくオーガニック認証されているもの
④ 中鎖脂肪酸「60%以上」
それでは、1つずつ確認していきましょう!
4-1 原産国が「フィリピン・スリランカ産」
ココナッツオイルを選ぶ時、まずは原産国を確認してみましょう。数ある原産国の中でも、特におすすめしたいのが「フィリピン」と「スリランカ」です。
どちらの国でも、国が主導で品質管理がされているので、品質も味も世界トップレベル。特に、フィリピンでは、農業省の下に「ココナッツ庁」という政府機関があり、国を上げてココナッツの栽培に力を入れている程です!
安心して使えるココナッツオイルをお探しの方は、必ず商品の後ろの原産国をチェックしましょう!
4-2 「コールドプレス製法」の「バージンオイル」
ココナッツオイルを選ぶ基準の1つとして、「コールドプレス」かどうかが重要です。
なぜなら、コールドプレス(低温圧搾法)で作られた油は、温度が上がらないようにゆっくりと時間をかけて絞り出されるので、栄養が壊れにくいからです。
短時間でたくさんオイルをしぼろうとすると、摩擦や高温にさらされ、オイルが酸化してしまいます。酸化は、風味や香り・栄養素を損なう原因に繋がります。
さらに選ぶ際に、ポイントなのが「バージンココナッツオイル」であるかどうか。
ココナッツオイルは大きく分けて2つの種類があります。
① バージンココナッツオイル(VOC)
…化学処理などを施さず、低温でしぼられたオイル。栄養成分が豊富に含む。
その中でも、香りも質も高いものを「エクストラバージンオイル」という。
※厳密には明確な違いは決められていないので、どちらを選んでもOK!
② RBD(精製)ココナッツオイル
…高温でしぼられ、化学処理をしているので、香りが気にならないので使いやすい。
安価な点がメリットでもあるが、栄養素を失っている場合が多い。
より高いダイエットサポートやヘアケア効果を期待するのであれば、栄養の豊富さからコールドプレスで作られた、バージンココナッツオイルを選ぶことをおすすめします。
4-3 なるべくオーガニック認証されているもの
一つの判断基準として、日本の「有機JAS認証」や「海外のオーガニック認証」をされているかを確認しましょう。
認証を受けている場合は、パッケージなどにマークや内容が記載されていることが多いです。
これらのマークがあれば、第三者機関によって厳しい審査を通過しているので、原料の品質が保たれ、しっかりとした製造管理が行われていると考えていいでしょう!
4-4 中鎖脂肪酸「60%以上」をチョイスしよう!
必ず成分表を見て、中鎖脂肪酸の割合をチェックするようにしましょう。
通常、ココナッツオイルの中鎖脂肪酸の含有量は60~80%くらいですが、ものによっては、40%程度しか中鎖脂肪酸が含まれないものもあるので、注意が必要です。
選ぶ1つの目安として中鎖脂肪酸が60%以上含まれるココナッツオイルをおすすめします。
ダイエッターさんはMCTオイルもオススメ
ダイエットを目的する方は、MCTオイルもオススメです。
MCTオイルとは「中鎖脂肪酸100%」でできたオイルで、より効率的に中鎖脂肪酸を摂取することができます。
MCTオイルのダイエットについて詳しく知りたい方は、『MCTオイルはダイエットに効果あり!痩せる使い方とおすすめ商品』の記事も参考にしてみてくださいね。
5 今すぐ使いたいココナッツオイル3選
先ほどのポイントを踏まえて、あなたにピッタリのココナッツオイルが見つかるように、おすすめの食用ココナッツオイルを3つ厳選しました!
また、プラスαで章最後に筆者おすすめのヘアケアなど美容用におすすめのココナッツオイルもご紹介します。
【最高レベルをお探しの方向け】
COCOWELL(ココウェル)エキストラバージンココナッツオイル 360g
価格:¥1,739(税込)+送料
(2020年3月9日時点のYahoo!ショッピングの価格)
編集部評価:4.5
原産国はフィリピンで、コールドプレス製法で作られた、有機JAS認定のバージンココナッツオイルです。
中鎖脂肪酸は約65%で、シンプルで使いやすい商品です。
【ダイエットの方向け】
COCOWELL(ココウェル) リキッドココナッツオイル 280g
価格:¥1,922(税込)+送料
(2020年3月9日時点のYahoo!ショッピングの価格)
編集部評価:4.0
メーカーに問い合わせたところ、ココナッツオイルが固まる原因である、長鎖脂肪酸や一部の中鎖脂肪酸が含まれないから固まらないのだとか。
中鎖脂肪酸の含有率が93%なので、よりダイエットサポート効果が期待できます!
また、無料でお試しもできるので、比較してから自分に合ったものを購入できるのも嬉しいポイントです!
【品質もコスパも!よくばりさん向け】
コストコ カークランドオーガニックココナッツオイル 2285g
価格:¥2,580(税込)
(2020年3月9日時点のAmazonの価格)
編集部評価:4.0
オーガニック×コスパの良いココナッツオイルで右に出るものはいません!
中鎖脂肪酸の量を公表してないのがマイナスポイントですが、総合的に見るとかなり優秀なココナッツオイルと言えます。
たくさん入っているので、家族で使うのにも最適です。
ヘアケアなどの保湿に!筆者おすすめココナッツオイル
Now Foods リキッドココナッツオイル473 ml
価格:¥1,182(税込)+送料
(2020年3月9日時点のiHerbの価格)
髪の毛、肌どこに塗って馴染み、塗った後ベタつかないのが◎
匂いがほぼないなので、どんな方でも使いやすい美容用のココナッツオイルです。
ヘアケアの使い方を詳しく知りたいという方は、別記事『ココナッツオイルで髪のダメージケアが可能!サラつや髪になる使い方』を参考にしてみてくださいね。
まとめ
ココナッツオイルの効果をおさらいすると、
【期待できる効果】
・ダイエットサポート効果
・ヘアケア
【過信しない方が良い効果】
・美肌効果
・免疫効果
以上より、ココナッツオイルはダイエットサポートやヘアケアに興味がある方にオススメです!
また、ココナッツオイルの効果を得るには食べ方や選び方にポイントもあります。
【食べる時のポイント】
・ダイエット目的なら置き換えが大事
・大さじ2杯を目安に
【選ぶ時のポイント】
・原産国が「フィリピン・スリランカ産」
・「コールドプレス製法」の「バージンオイル」
・なるべくオーガニック認証されているもの
・中鎖脂肪酸「60%以上」
この記事でココナッツオイルの効果について理解し、ココナッツオイルを上手く生活に取り入れ、普段のダイエットや美容の効果を最大限に高めてもらえたら嬉しいです!
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