MCTオイルの効果は2種類!筋トレ・ダイエットに効く理由と注意点

運動する人たち

ちょっと前までは「油=身体に悪い」というイメージがありましたが、最近では身体やエイジング対策に良いとして、「健康オイル」が増えてきましたよね。

その中でも、ダイエットや筋トレのサポートにおすすめと注目されているのが「MCTオイル」。

きっと、あなたは
「なぜMCTオイルは痩せる効果や筋トレに良いと言われるのか?」
「本当にMCTオイルでダイエット効果はあるかな?」
と、MCTオイルの効果について疑問を抱いているのではないでしょうか。

この記事では、MCTオイルがなぜダイエットや筋トレに良いのか、わかりやすく解説するのはもちろん、

・食べる時&使う時の注意点
・選び方のコツ
・おすすめの商品

なども一緒にご紹介し、どのように摂るのが効果的なのかをまとめていきます。

また、どのように取り入れれば良いのか、気になる「MCTオイルを取り入れて痩せるのか?」についてもまとめていきます!
筆者自身が【2週間でゆる糖質制限+MCTオイル】を試してみた結果と、ガチ糖質制限+MCTオイルを実践した人の体験談もご紹介。

これを読めば、あなたはMCTオイルの効果についてしっかり理解でき、なぜダイエットや筋トレに良いと言われるのかがわかります!読み終えた後、自分にとって必要な油であるかどうかを判断することができるはずです。

1 MCTオイルはダイエットや筋トレする人におすすめ!

筋トレをする男女

MCTオイルとは、Medium Chain Triglycerides(ミディアム・チェーン・トリグリセリド)の略で、中鎖脂肪酸100%の油のことです。

中鎖脂肪酸とはココナッツやパームなどの植物の種子の核の部分に含まれる天然成分です。

MCTオイルはダイエットや筋トレをする人におすすめな油と言えます!
それは、2つの効果が関係しているからです。
・ダイエットの補助
・筋トレの効率UP

さっそく、気になる効果について詳しく確認していきましょう!

1-1 ダイエットを後押ししてくれる

ほっそりとしたウエスト

MCTオイルは、ダイエットの補助効果が期待できます。

「油なのにダイエットに良いってどういうこと?!」って思いますよね?
それには3つ理由があります。
① 脂肪を燃やしやすくする
② 食欲を抑えてくれる
③ 体脂肪になりにくい

それでは順を追って確認していきましょう!

1-1-1 ①脂肪を燃やしやすくする

MCTオイルは、脂肪燃焼を促進する効果が期待できます。

それはMCTオイルを摂ることで、「脂肪」をエネルギー源とする回路に切り替わりやすくなるからです。

通常、私たちの体は「糖分」からエネルギーを作ります。
糖分=砂糖・炭水化物などを食べないと、エネルギーの材料がなくなってしまいますよね。
そうすると体がピンチだと感じ、飢餓状態になります。

そこで、体は糖分から脂肪をエネルギー源(=ケトン体)とする体質に切り替わります。

つまり、「脂肪」をエネルギー源とする回路(=ケトン体回路)になることで、体内に蓄積した脂肪を効率的に燃やすことが期待できます。

普段使っている油をMCTオイルに変えたことで、体重が減ったという研究結果も得られています。

コロンビア大学とニューヨーク肥満研究センターで行われた研究で、長鎖脂肪酸(オリーブオイル)を摂取した場合と比べ、MCTオイルを摂った肥満成人男女(BMI27~33)の体重と体脂肪が大幅に減ったということがわかりました。

以上から、MCTオイルが脂肪燃焼促し、減量につながると言えそうですね。

1-1-1-1 【MCTオイルの凄さはココ!】ごはん好きさんには嬉しい

MCTオイルは、ケトン体回路に切り替わりやすくしてくれます。

先ほどの章で「ケトン体って凄い!!ダイエッターの味方じゃん!!」と思われた方も多いはず。
しかし、それだけ凄い体質になるには、少し頑張りが必要です。

それは、「糖質制限をする」ということ。しかも、過酷な糖質制限です。
過酷な糖質制限とは糖質量20〜50g/日、ごはんなどの炭水化物はほとんど食べない食生活です。
栄養雑誌「Nutrition」に掲載された糖質制限についての論文によると、通常、体に糖分がある状態ではケトン体は作られないと言われています。

ですが、女子栄養大学栄養学部らの研究によると、体内に糖分が残っていても、MCTオイルを飲むことでケトン体を作り、優先的に糖よりケトン体をエネルギー源とするという実験結果が出ました。

以上より、MCTオイルはガチ糖質制限をせずともゆるい糖質制限レベルでもダイエット効果を得る可能性がありそうですね。

※ただし、MCTオイルはケトン体回路に切り替わりやすくする働きがありますが、エネルギー消費をしないことには減量にはつながりません。MCTオイルを摂るだけ良いというわけではないことを覚えておきましょう。

1-1-2 ②食欲を抑えてくれる

MCTオイルには空腹感を抑える働きがあります。

それは、脳が満腹であると勘違いするからのようです。※
先ほどもお話しましたが、MCTオイルを摂ることで、脂肪が優先的にエネルギー源となるため、体内は糖が残った状態となります。
脳は「体に糖分があるから、もう食事はいらないよ!」と信号を出すため、満腹感を得やすいと考えられています。

スウェーデンで行われた、肥満女性を対象とした実験で、MCTオイルを摂取をさせたところ、空腹感が減り、体重が減少したと報告されています。

この研究では、中鎖脂肪酸(MCTオイル)は長鎖脂肪酸(キャノーラ油やオリーブオイルなどの油)と比較した時、食事の5分前・5分後・40分後・120分後においてどの時においても、空腹感が少ないことがわかりました。

下記は長鎖脂肪酸(LCT)と中鎖脂肪酸(MCT)の食事で、食事前後の空腹感を比較したグラフです。

長鎖脂肪酸と中鎖脂肪酸の食事で食事前後の空腹感を比較

※参考 Department of Medical Rehabilitation, Sahlgrenska University Hospital「Value of VLCD supplementation with medium chain triglycerides」

MCTオイルで、ダイエット中の空腹感を食欲を抑え、ドカ食いやおかしの食べ過ぎを防ぐことができそうですね!

※参考 中鎖トリグリセリドの生理学的効果:肥満の予防における潜在的な薬剤

1-1-3 ③体脂肪になりにくい

MCTオイルは普通の油に比べ、すぐエネルギーとして使われます。
そのため、体脂肪として蓄積されにくいのです。

それは、MCTオイルの構造が関係してきます。
MCTオイルの主成分である「中鎖脂肪酸」は、脂肪酸の長さが長鎖脂肪酸の約半分です。
脂肪酸の長さが短いと分解が簡単なので、消化吸収が良く、早くエネルギーに変わります。※

中鎖脂肪酸と長鎖脂肪酸の違い

一方で、普段私たちがよく食べている油の長鎖脂肪酸は、エネルギーとして使われるまでに、分解にも吸収にも時間がかかり、体脂肪として体に蓄積されやすいです。

日清オイリオの研究結果でも、MCTオイルなどの中鎖脂肪酸は脂肪蓄積しにくいという結果が得られています。

この研究では、普通体重である男女に、MCTオイルは一般的な食用油と比較した時、MCTオイルを摂った群は体脂肪が減ったということがわかりました。

※参考 日清オイリオ株式会社研究所|竹内 弘幸「食餌脂肪の分子種と体脂肪蓄積に関する研究」

また、MCTオイルは体脂肪になりにくいだけではなく、早くエネルギーに変換されるので、食事制限中やトレーニング中のスタミナ不足の人や食の細い人にとって、最適なエネルギーとなります。

以上3つの理由から、MCTオイルは、ダイエットの補助に効果的と言えそうです!

1-2 筋トレの効率UP

筋トレをする男性

筋トレやスポーツをする方にとってもMCTオイルはおすすめの油です。

それには2つの理由があります。
① 筋肉量を維持し、体脂肪だけを減らす
② 持久力や疲労回復効果

それでは1つずつチェックしていきましょう。

1-2-1 ① 筋肉量を維持し、体脂肪だけを減らす

減量した時、筋肉も一緒に落ちちゃった・・・なんて経験はありませんか?
MCTオイルならそれを防ぐことが期待されています!

おさらいになりますが、私たちの体はまず糖分からエネルギーを作り出しますね。
しかし、ダイエットなどで「食事制限」すると、食事からのエネルギー源が少なくなり、筋肉をエネルギー源として使い始めてしまいます。

ですが、MCTオイルを飲むと、優先的に脂肪をエネルギー源として燃焼してくれるので、筋肉を減らさずに脂肪を落とすことができます。
つまり、「痩せるけど、筋肉は維持できる」という、理想的な減量を実現できるってわけです。

1-2-1-1 MCTオイルが筋肉減少を防止する

日清オイリオグループの研究でも、MCTオイルを摂ることで筋肉減少を防止したというデータが確認されています。※

この実験では、オフシーズンの大学レスリング選手に対し、サラダ油とMCTオイルを食事と一緒に摂らせたところ、サラダ油を摂取させたグループは筋肉が減少傾向にあったが、MCTオイルを摂取したグループは筋厚が維持されたことがわかりました。

※中鎖脂肪酸を構成成分とするトリアシルグリセロール摂取が男子レスリング選手の筋肉厚と血液成分に及ぼす影響「Effect of Triacylglycerol Consisting of Medium-chain Fatty Acids on Muscle Thickness and Body Composition in Male College Wrestlers」

また、東京大学の寺田教授の論文によれば、MCTオイルを摂ることで筋肉が減りにくくなるので、怪我で運動できず、筋力が低下してしまう人にとっても、有効なのではないとも言われています。

以上のことから、MCTオイルはスポーツをやる人にとって、筋肉を残しながら身体を絞ることができる優秀な油と言えそうですね!

1-2-2 ②スタミナ切れになりにくい

MCTオイルを摂ることで、持久力がUPし、疲れにくくなる身体を手に入れられると注目されています!

日清オイリオグループの研究で、中鎖脂肪酸もしくは長鎖脂肪酸が入った食事を摂った後で運動試験をしたところ、中鎖脂肪酸を摂取した方は持久力が約1.5倍UPしたという結果が出ました。※

※参考 N.Nosaka et al. JNSV (55) 120-125 2009

なぜMCTオイルが持久力UPにいいのか、まだ研究段階ではありますが、一説にはMCTオイルを摂ることで本来使われるはずの糖分エネルギーを温存でき、長時間の運動でも疲れにくくなるからと考えられています。※

ランニングやサッカーなど持久力が必要なスポーツをする方は、スポーツ前にMCTオイルを摂ることで、パフォーマンス向上に繋がるかもしれませんね!

以上、2つの理由からMCTオイルは筋トレ効率UPに繋がり、筋トレやスポーツをする方にとっておすすめの油と言えそうですね!

他にも認知症やアルツハイマーなどの効果も

MCTオイルはダイエットをする人やスポーツをする人に良い他、
・認知症・アルツハイマー症状の軽減※
・てんかんの発作抑制※
・お年寄りや赤ちゃんの栄養補給※
などにも効果があると言われています。

実際、MCTオイルは医療や介護の現場で40年以上活躍してきました。

まだ研究中の部分も多いものの、ダイエットや筋トレをする人以外でも、MCTオイルは子ども~お年寄りにとっても健康効果が期待できる、安全な油であると言えそうですね。

※参考
国立長寿医療研究センター
東京都立小児総合医療センター
熊本リハビリテーション病院|吉村芳弘「サルコペニアの最新の知見:中鎖脂肪はサルコペニアに有効な栄養素か?」

2 MCTオイルを効果的に取り入れる秘訣!

一方で、MCTオイルがダイエットに効かないという意見も耳にします。
ダイエット効果を望む場合、MCTオイルを取り入れるにはちょっとしたコツがあります。

この章では、効果を最大限に得る3つのポイントを確認していきましょう。
・糖質制限と併用する
・普段使っている油をMCTオイルで代用
・朝食や間食をMCTオイルコーヒーに置き換えてみる

それでは、どのように取り入れれば良いのか詳しく解説していきます。

2-1 糖質制限と併用する

お米と砂糖

MCTオイルを摂取する時、ごはんやパンなどの糖質を減らす糖質制限を一緒に行うと、ケトン体生成が促進されて、さらに脂肪を効率的に燃やすことに繋がります。

<ガチ糖質制限の場合>

1日の糖質量は50g以下、ご飯や麺類のような炭水化物、かぼちゃや人参などの野菜、果物、お菓子などは避けて、糖質を大幅にカットしましょう。

簡単に言えば、いつもの食事のご飯をおかずに置き換えるイメージで、糖質を少なくした分、タンパク質脂質をたくさん摂ってください。これらの食事に、MCTオイルをサラダやみそ汁などに加えて、カロリーバランスを整えるといいでしょう。

<ゆる糖質制限の場合>

1日の糖質量は130g以下ごはんだったらお茶碗半分くらいの量に抑えます。

MCTオイルダイエットでは、MCTオイルを摂取と併せて、1日のカロリーを標準程度に抑えるなど食生活を整えることは必須です。
炭水化物を減らし、その分をMCTオイルに置き換える糖質制限などの工夫をしないまま、いつもの食事にただMCTオイルを大量にプラスするだけでは、逆に体重や体脂肪が増えて太ることになりかねませんので注意しましょう。

※ただし、糖質制限に関しては、寿命へのリスクがあるという論文が存在したり、正しい知識を得ないまま実践して体調が悪くなる人も中にはいます。
さらに、専門家によって主張している糖質制限法がそれぞれ異なるため、過酷な糖質制限を行う場合は、正しい知識を得た上で、可能であれば専門家に相談しながら行うようにしてください。

2-2 サラダのドレッシングをMCTオイルで代用

ドレッシングがかかったサラダ

脂肪として蓄積されにくいMCTオイルはそのまま摂るのではなく、普段使っているドレッシングなどをMCTオイルに変えたりすることがポイントです。

MCTオイルの減量による実験結果からも、普段使っている油をMCTオイルにしたことで効果が確認されています。

ドレッシングなんて難しそう…という声も聞こえてきそうですが、実は自宅にあるもので、とっても簡単に美味しいMCTドレッシングが作れちゃいます!

【MCTオイルドレッシングの作り方】

<材料>
・MCTオイル 大さじ2
・お酢 大さじ2 ※穀物酢使用、お好みのビネガー、レモン果汁などお好みで
・塩 適量 ※お好みで醬油などに変えても◎
・胡椒 適量 ※白・黒・粗挽きなどお好みで

<作り方>
材料を混ぜて、サラダにかけるだけ!
その他、ニンニクや玉ねぎなどアレンジを加えるものおすすめです。

まずは、いつものドレッシングをMCTオイルドレッシングに変えてみましょう。

2-3 朝食や間食をMCTオイルコーヒーに置き換え

MCTオイルコーヒー

MCTダイエットを成功させるためには、朝食や間食としてMCTオイル入りコーヒーに取り入れるとより効果的です。

MCTオイルコーヒーは腹持ちがいいので、朝食や間食代わりに飲むことで、総カロリー数を減らすことに繋がります。

なぜコーヒーがいいのか?というと、コーヒーには「運動の1時間前に飲むと脂肪燃焼効果が高まる」というデータがあります。

つまり、ケトン体とのW効果が期待できます。

気になるMCTオイルコーヒーの作り方ですが、至って簡単。
ブラックコーヒーにMCTオイルを小さじ1杯程度入れるだけ!

ブラックコーヒーが飲めない方は、糖質の少ない紅茶や純ココアなどの飲み物と摂取してみるといいでしょう。
※コーヒーによる脂肪燃焼効果は望めませんが、満腹感は得ることができます

また、MCTオイルには持久力が上がる効果があるので(ページ内リンク1-2-2)、運動と食事を組み合わせたダイエットをする場合、運動前にMCTオイルコーヒーを飲むことが効果的と言えます。

あわせて読みたい

MCTオイルコーヒーについて詳しく知りたい方は、こちらの『【必読!】MCTオイルコーヒーの作り方ともたらす効果を徹底解説!』も是非読んでみてください。

以上より、MCTオイルを摂取することで、満腹感を得られることで1日の総カロリー数を減らすことができたり、糖質制限や運動と組み合わせることで脂肪を燃焼し、消費カロリーが上回ったりすることで、よりダイエット効果が期待できます!

糖尿病や肝臓に病気がある人は注意

糖尿病や肝臓の病気を患っている人は、MCTオイルの摂取に注意が必要です。
「ケトアシドーシス」という状態になり、強い吐き気・めまい・ひどい時は意識障害を引き起こす場合も。

もし、「MCTオイルを取りたいけど、糖尿病や肝機能障害がある」場合は、事前に医師に相談してください。

※参考
公益社団法人日本薬学会 薬学用語解説「ケトアシドーシス」

3 MCTオイルの3つの注意点

NGを出す女性

ダイエットや筋トレに良いMCTオイルですが、3つの注意点があります。

・加熱調理をしない
・カップ麺の容器が溶ける
・一気に飲むと下痢しやすくなる

1つずつ確認していきましょう。

3-1 加熱調理をしない

MCTオイルは、加熱調理には不向きです。

それは、MCTオイルの発煙点(油を加熱した際、煙が発生する温度)が低いから。そのため、高温調理に使うと煙が出たり、泡立ちが起きたりする恐れがあり、調理中飛び散ることもあり、大変危険です。

MCTオイルは料理に和えたり、かけたり、仕上げに加えるなど、加熱せずにそのまま使いましょう。
もちろん、加熱さえしなければOKなので、温かいコーヒーやスープなどかけるのは問題ありません!
また、炊飯やケーキの練りこみ用などには使用できるので、注意すべきは加熱調理のみ。

参考
※ 農研機構食品研究部門|都築和香子「MCTオイル」
※ 日清オイリオ|お客様相談窓口「MCTオイルに関するQ&A」

3-2 カップ麺などの容器に入れない

MCTオイルは、カップ麺や納豆などのポリスチレン製の容器には入れないようにしましょう。
これらの容器にMCTオイルが触れると、容器の内面が変質し、穴が空く可能があり危険です。

MCTオイルは分子が小さく、石油を原料としたプラスチック容器にすぐなじんでしまい、容器を脆くしてしまいます。

そのため、MCTオイルをかける場合は、中身を別容器に移し替えてから使いましょう。

また、市販のコーヒーにMCTオイルを入れ、MCTオイルコーヒーを簡易的に作る方もいるかと思います。
ペットボトルは比較的油に強く心配しすぎる必要はありませんが、気になる方は缶タイプのものなら、容器にちょい足ししたまま安心して飲めるでしょう。

参考
※ 日清オイリオ|お客様相談窓口「MCTオイルに関するQ&A」

3-3 一気に使用すると下痢しやすい

MCTを多量に摂ると腹痛や胃痛、下痢などを引き起こす可能性があります。
いくらダイエットや筋トレに良い油だからといって、たくさん摂れば良いというものではありません。

では、適量はどれくらいなのかが気になりますよね。
最初はティースプーン1杯程度(約2g)から始めて、1日の摂取量、大さじ2杯(約24g)程度を目安としましょう。

実はMCTオイルの摂取量について、様々な研究結果があり一概に「この量です!」と言えるものではありません。※
これらを考慮し、最初は少量から始めて、徐々に増やしていくのが理想的です。

より詳しく知りたい方は、別記事『MCTオイルには下痢のリスクあり!下痢にならずに使う方法を解説』も是非読んでみてください。

参考
※ 日清オイリオ|青山敏明「中鎖脂肪酸の栄養学的研究 一最近の研究を中心に」
※ 日清オイリオ研究所ら「中・長鎖脂肪酸トリグリセリドの体脂肪蓄積性に関する研究」
※ 女子栄養大学栄養学部ら「中鎖脂肪を用いたビスケットの単回摂取による血中脂質・血糖値の動向」

4 MCTオイルの選び方とおすすめ商品

MCTオイル

安全で品質の良いMCTオイルを利用したいのであれば、なるべく下記の3つに注意して選ぶといいでしょう。
① ココナッツ由来の原料
② C8とC10で100%のものを
③ 製造過程で化学溶剤を使用していない

さっそく、1つずつチェックしていきましょう。

4-1 ①ココナッツ由来の原料を

MCTオイルを選ぶ時、ココナッツ由来の原料かどうか確認してみましょう。

MCTオイルの原材料は、主にココナッツとアブラヤシ(パーム核)です。
ココナッツ原料でつくられたMCTオイルの方が酸化しにくく、質が安定していると言われています。

また、安価な「パーム核」を原料とするMCTオイルもありますが、環境への影響が懸念視されています。
パーム核の主な原産国である、インドネシアとマレーシアでは、過去20年の間にアブラヤシ農園を作るため、九州の全面積(約360万ヘクタール)に匹敵する、森林が伐採されました。

安全面や環境面からみて、原料はココナッツ由来の方が良いと言えそうです。

商品によっては原材料を明らかにしていなかったりするものもあるので、より安心して使えるMCTオイルをお探しの方は、必ず商品の後ろをチェックしましょう!

4-2 ②なるべくC8とC10で100%のものを

MCTオイルは中鎖脂肪酸の種類に注目するといいでしょう。

中鎖脂肪酸には3種類あります。
・カプリル酸(C8)
・カプリン酸(C10)
・ラウリン酸(C12)

特に効率よくケトン体に変換しやすいと言われるカプリル酸とカプリン酸が配合されている方が、より中鎖脂肪酸の効果が期待できます。

また商品の中には、中鎖脂肪酸100%でないMCTオイルも存在するようなので、折角の中鎖脂肪酸の効果が半減しないよう、必ず「中鎖脂肪酸100%」のMCTオイルかどうか確認しましょう。

4-3 ③製造過程で化学溶剤を使用していない

売られているMCTオイルの中には、グリセリンなどの化学物質を使用し、化学的な溶剤を使われていることが多いです。
基本的には、溶剤の残留等は心配ないですが、一つの判断基準として、化学的な工程や添加物を一切使っていない安全性の高い油を選ぶことがポイントです。

4-4 筆者おすすめのMCTオイル

先ほどのMCTオイルの選ぶ時のポイントを踏まえ、筆者おすすめのMCTオイルを紹介します。

【最高レベルのMCTオイルをお探しの人向け】
仙台勝山館MCTオイル360g
価格:¥2,159(税込)
(2020年6月18日時点のAmazon価格)
編集部評価:4.5 評価4.5

仙台勝山館MCTオイル360g

出典:Amazon

このMCTオイルは3つのポイントを満たした高品質な商品です!
① ココナッツ由来
② カプリル酸(C8)60%、カプリン酸(C10)40%
③ 化学溶剤を使用していない

より使いやすいパウダーやゼリータイプも!

筋トレする方におすすめなのが、MCTパウダータイプ
パウダータイプだとオイルよりも水に溶けやすいので、スポーツドリンクに混ぜたり、筋トレ後にプロテインにプラスしやすいのが◎

最近ではゼリーのタイプなどもあり、運動前やレース中のエナジーチャージにぴったりです。

MCTパウダーとMCTゼリー

出典:Amazon

5 【2週間チャレンジ】MCTオイルダイエットを試してみた!

結局のところ、気になるのは本当に効果があるかどうかですよね。

ここでは、筆者自身が2週間「MCTオイル+ゆる糖質制限」を検証してみた結果と、MCTオイル+ガチ糖質制限を実践した人の体験談から、体にどのような変化があったのかをまとめていきます。

5-1 【筆者談】MCTオイル+ゆる糖質制限で2kgの減量に成功

筆者はMCTオイルとゆる糖質制限を併用したところ
【-2.4㎏減量しました】 48.7kg →46.1kg
下記が体重の推移です。

【2週間】MCTオイルダイエット

ゆるめな糖質制限とは、簡単に言うと
・「主食を半分する」
・「主食分はおかず(なるべくお肉など)で補う」
たったこれだけ!
ロカボが推進している“1日の糖質量を70~130gに抑え”、細かいカロリーは気にし過ぎない、無理のない食生活を実践。

これにMCTオイルコーヒーを飲んだり、いつも使っていたオリーブオイルや亜麻仁油をMCTオイルにチェンジしたりしました。

会社の行き帰りで20~30分程度歩く程度で、運動はほとんどしていません。

参考ですが、以前までのある日の私の糖質量を計算してみたら推定1日290g。※
(※朝 バナナ+コーヒー(蜂蜜入り)+ヨーグルト=51g、昼 パン+スパゲッティ+スープ+サラダ=153g、晩 カレー(大盛)63g、間食 チョコ20gを食べた場合)

これは「日本人の食事摂取基準2015年度版」に基づいて、女性の糖質摂取量目安270gを少しオーバーしていることになります。

ゆる糖質制限でも通常の摂取量の半分に当たるわけなので、意外とキツイかもと思いましたが、MCTオイルを摂っていたからなのか無理なく続けられました。

ガチ糖質制限にMCTオイルを取り入れている方は多く、個人差はありますが、1ヶ月で5㎏~6.5㎏の減量に成功しているようです。

朝食をMCTオイルコーヒーにする
1日1食、主食をおからパウダーにする (昼か夜)
食事前にデトックススープを飲む(昼&夜)
このどれか1つでも実行したら効果ありますが、全部実行できたら一週間で3kg太ったなら一週間で3kg痩せるのも可能

「50kgダイエットした港区芝浦IT社長ブログ」

中にはこんな嬉しい効果も!

質問:便秘になるって聞いたけど?

回答:食事が偏るので便秘になりやすいみたいです。便秘対策に食物繊維が有名ですが、脂質もなんですって。だからMCTオイルを摂ると良いっすよ。中鎖脂肪酸100%のオイルで脂肪燃焼も促進します。

「糖質制限ダイエット(ケトジェニックダイエット)。30日間で6.5キロ痩せたぼくの事例」

やってみた感想(あくまでも個人的所感です)

  • あまりお腹が減らなくなる
    →間食が圧倒的に減る
    →そもそも食べる量も以前より減りました
    (はじめこそ、炭水化物が恋しいですが2・3日もすれば少量でも大丈夫になります。)
  • 暴飲暴食がなくなった
    →腹7、8分目くらいで十分満足するようになりました
    →置き換えダイエットなどをすると無理が祟って、反動で食べてしまう…なんて方におすすめかもしれません
  • mctオイルの効果なのかは不明ですがお腹の調子が良い
  • ゆるゆる糖質制限といえども、自分が食べようとしているものにどれくらいの糖質(勿論栄養成分も)が含まれているのかを自然に意識できるようになった

以上より、MCTオイルを摂ることで、ガチ・ゆるにかかわらず糖質制限ダイエットの補助として効果的で、短期間で一気に痩せたい方にはおすすめと言えそうですね!

6 まとめ

MCTオイルには大きく2つの効果があります
・ダイエット補助
・筋トレの効率UP

以上から、MCTオイルはダイエットや筋トレに良い油と言えそうです!

MCTオイルダイエットの効果を最大限に得るには3つのコツがあります。
・糖質制限と併用する
・普段使っている油をMCTオイルで代用
・朝食や間食をMCTオイルコーヒーに置き換えてみる

また、MCTオイルの効果を得るには食べ方や選び方にポイントもあります。
【食べる時のポイント】
① 加熱調理をしない
② カップ麺などの容器に入れない
③ 下痢しやすいので一気に使用しない

【選ぶ時のポイント】
① ココナッツ由来の原料を
② なるべくC8とC10で100%のものを
③ 製造過程で化学溶剤を使用していない

この記事を読んで、MCTオイルをダイエットや筋トレに活かし、理想的なボディを手に入れていただければ嬉しいです!