「体にいいと聞いてえごま油を試してみたいけど、どんな味なんだろう。まずいってほんとかな」
「健康のためにえごま油を摂りたいけど、想像以上にクセがある味だったら続かないよね・・・」
今この記事をご覧のあなたはそんな疑問や思いがあるのではないでしょうか。
そんなあなたに朗報です!
えごま油は基本的に無味無臭です!
色々なものに加えるだけで、とても美味しく食べることができることが分かりました!
今回は多くの方が疑問に思っているえごま油の味について知るために、実際に人気の3種類のえごま油を食べ比べてみました。
えごま油の味がまずいのではないかと心配されている方や、どのえごま油を購入しようか迷われている方は、個人の感想ではありますが詳細に味をお伝えしていくので、ぜひ参考にしてみてください。
また、えごま油はクセがある、まずいと言われている背景には2つの理由があることも分かりました。
えごま油をまずくする原因を知り、簡単にできる対処方法を実践いただくことで、長くえごま油を美味しく摂っていただけるようになりますよ。
3章では更に、実際に食べてとてもおいしかったえごま油を使ったおススメのレシピも紹介していきます。
体に良いだけでなく、毎日美味しくえごま油を食べられるレシピですので、こちらも合わせてご確認ください。
この記事がえごま油の味を知りたい皆様の、お役に立てましたら幸いです。
目次
実際に食べてみた!気になる3種のえごま油を食べ比べした味の感想
人気のえごま油を3種類用意し、実際にどんな味なのか比べてみました!
今回用意したえごま油は以下の3つです。
メーカー | 商品名 | 量 | 価格 | 特徴 |
太田油脂 | マルタえごまオイル | 180g | 715円(税込) | ・アマゾン1位人気で安価 ・えごま種子産地:中国 最終加工地:日本 ・圧搾製法 |
ハンズトレーディング | 一番搾り 有機 えごま油 | 190g | 1,998円(税込) | ・楽天高評価、有機JAS認定 ・原料供給国 中国 ・低温圧搾 |
オーサワ | オーサワのえごま油(生) | 140g | 2,870円(税込) | ・国産(岩手・岡山・宮城) ・「生」タイプ ・玉締め圧搾法一番搾り |
先にお伝えしてしまうと、全て人気の商品だけあって多少の味や香りの違いはもちろんありますが、基本的にはどれもとても口にしやすいものばかりでした!
ここからはそれぞれの味や香りを更に詳しくお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
!注意点!
私は普段からエキストラバージンオリーブオイルなどの香りや苦みは全く気にならず、むしろ好きでよく食事にも使用しています。そのため、苦味には多少強いです。
また、今回スプーンでひとさじ掬ったえごま油を試していますが、そんな私の個人的な感想ですので、苦味にとても弱い方などはその点ご注意ください。
アマゾン人気1位!太田油脂 マルタえごまオイル
味 | 完全に味はなし |
におい | 完全に無臭 |
飲みやすさ | サラサラとしていて、とても飲みやすい |
おススメ度 | クセがなく、初めてえごま油を摂る人、クセのある味が苦手な方におススメ! |
まずは、アマゾンで売上1位を獲得している太田油脂のマルタえごまオイルです。
とにかく全くクセがなく、サラサラした油です。油が飲みやすいと感じたのは衝撃でした。
これまで私もえごま油を味見したことがなく、今回初めて試したことから最初、少し苦いかも?と身構えていたのですが、こちらは完全に無味無臭で何の躊躇もなく飲むことができました。
色も写真の通り、ほとんど見えない位の透明度で透き通っていて、初めて飲む方でも何の違和感もないという意味で、飲みやすさはナンバー1です。
初めてえごま油を使われる方にも安心しておススメできる味でした。
楽天高評価!ハンズ 一番搾り 有機 えごま油
味 | 豆腐のにがりを食べた時のような味 |
におい | 微かに草のような香りがするがほとんど気にならない程度 |
飲みやすさ | さらっとしていて飲みやすい |
おススメ度 | 多少の苦みを好む方、えごま油の風味を楽しみたい方におススメ! |
次に試したのは、中国の指定農場で有機栽培されているオーガニックえごま種子だけを使用している有機JASに認定されたえごま油です。
コールドプレス製法により、一番搾りのえごまを贅沢に使用しています。
色はほんのりと黄色みがあり、香りは鼻を油に近づければ微かに香りますが、ほとんど気にならない程度です。
一さじなめてみると、舌触りはやはりさらっとしていました。
肝心の味はというと、豆腐のにがりのような味がしますが風味がよく、苦いと感じるほどでは全くありません。
調味料としてちょっと足すだけで素材の味をぐっと引き出してくれそうな上品な味です。
初心者の方でも多少の苦みを好む方や、えごま油の風味を楽しみたいという方にはおススメです。
贅沢な生絞り!オーサワのえごま油
味 | ほんの少し苦みがあるが上品な味(風味) |
におい | 微かに草の香りがする |
飲みやすさ | 重みはなく飲みやすい |
おススメ度 | えごま油の風味を楽しみたい方、料理のアクセントに使いたい方におススメ! |
無農薬・無添加のえごまを過熱しない玉締め法(冷圧搾法)で絞って作られた生タイプのえごま油です。
国産のえごま(岩手・岡山・宮城産:黒種と白種の混合)を使用しています。
香りはうっすらと草の香りがするような気がする程度で全く強くはありません。
一さじ掬って飲んだ時の個人的な感想としては、美味しい!と思いました。
サラサラとまではいかなくとも、やはり重みのない軽い油でしたし、すんなり喉を通っていくように感じました。
また、しそと言われればそうかもと思う程度には風味がありますが、とても上品、ほんの少しの苦みも後から来る程度で味があることはあるのですが、主張し過ぎない程度です。
お料理のアクセントになるこうした風味が、好きな方もいるのではないかと思います。
普段からクセのあるオリーブオイルやチーズなどを好まれる方でしたらこちらが断然おススメです。
まずいと感じる2つの理由とその対処方法|原因は製法と保存方法にあった!
1章で新鮮な生えごま油は基本的には無味無臭で食べやすく、美味しくとることができるとお伝えしました。
「あれ、えごま油はクセが強くてまずいんじゃないの?」
そう思われた方もいたのではないでしょうか。
実は製法の違いや酸化しているかいないかで、えごま油の味が全く変わってしまうことがあります。
ここからはえごま油の味が変わってクセが出てしまう原因と、その対処方法について説明していきますので、これからえごま油の購入を検討されている方は、ぜひこちらも参考にしてください。
製法の違いでえごま油の味が変わる!
えごま油の味はクセがあると言われ、独特の味がするなどと言われていますが、新鮮なえごま油は基本的に味はなく、においもほとんどないサラサラした油です。
ただし、メーカーによっては独特の味がしたり、においがある場合があります。
これは、製法の違いによるためです。
えごま油には以下のようにそれぞれ製法が異なり、製法の仕方によって味も変わります。
種類 | 製法 | 特徴 |
えごま油 | 薬品などを加えて抽出 | 味はメーカーにより異なる |
生えごま油 | 生から絞り出す | クセがなく、自然な香りや味を好む方におススメ |
焙煎えごま油 | 焙煎してから絞り出す | 香ばしい香りが好みの方におススメ |
例えば通常のえごま油は、薬品などを加えて抽出することが多く、味はメーカーにより異なります。
一方、生えごま油は、生の状態から搾り出して作られるためその分栄養が損なわれないという利点があり、クセがなく口にしやすい味です。
また、焙煎えごま油は原料を焙煎してから搾り出しているので、香りも香ばしく、好みが分かれるかもしれません。
こうした製法の違いが味や色、においの違いを生み出しています。
製法については、商品の説明表示に記載があるはずですので、購入する際にはそちらを確認してみてください。
酸化したえごま油は本当にまずい!
製法で味が変わるとお伝えしましたが、えごま油がクセのある味になってしまう原因は、それだけではありません。
えごま油は不飽和脂肪酸が多いため、熱に弱く酸化しやすいと言われており、酸化をすると独特の味やにおいが出てきてしまうのです。
(参考:国民生活センター|見た目だけではわからない、えごま油の品質)
そこで今回は、あえて30分ほどお皿に放置し、酸化させたえごま油を試してしました。
30分後、ごく少量をスプーンですくって口にしたのですが、思わず「まずい!」と言ってしまうほどの味でした!
想像以上にえぐみがでて、確かに生臭い味に変わっていました。
また、無臭だった油が若干ではありますが、独特なにおいに変わっていました。
新鮮なえごま油に比べると全くの別物、口にしたい味では勿論ないですし、同じ油と思えないほどまずく衝撃的でした。
毎日この味を我慢しなければいけないのかと思うと、いくら体に良くとも続ける気にはならない味です。
この記事をご覧の皆さまに美味しくえごま油を摂っていただくためにも、新鮮なえごま油を新鮮なうちに摂ることをおススメします。
このように酸化しやすいえごま油ですが、少しでも長く新鮮な状態を保つために以下の方法が効果的ですので、ぜひ覚えておきましょう。
<酸化を避ける4つの方法>
開封前は高温多湿を避け暗所に保存する
開封後はキャップや蓋をきちんと閉めるよう注意する
冷蔵庫で保管をし、1ヶ月を目安に使い切るようにする
絶対に火に通さない。(ただし、食べる直前にお味噌汁にいれたり、お皿に盛った熱い料理にかける程度でしたら心配する必要はありません)
また、購入する際には、以下の点に注意しておくと、酸化しにくい環境を保たれたえごま油を購入できるので、こちらも参考にしてください。
<購入する際に注意すべき3点>
- 箱に入れられているなど、光を遮断した状態で売られているか
- 茶や緑などの深い色合いの遮光瓶で売られているか
- 「非加熱圧搾」「コールドプレス」「無焙煎(※)」などの表示があるか
※焙煎してある油は酸化の度合いが高い可能性があります。
えごま油を美味しく摂りたい!私が実際に試して美味しかったおススメの食べ方5選
体に良いとされるえごま油を毎日美味しく食べるために、おススメの食べた方をいくつかご紹介しますが、食べる前に実は毎日えごま油を摂る際に気を付けておくべき注意点があります。
これからえごま油を摂ろうと思っている皆様にぜひここで覚えておいてほしい情報が、以下の3つです。
<食べる際の注意点3つ>
- 1日にとるとよいとされるえごま油の量は小さじ1程度(3~4g)。
摂り過ぎは腹痛の原因になる場合もあり、その場合は小さじ二分の一に減らす。 - えごま油をタンパク質と一緒にとると相乗効果が期待できる。
- 熱するのは酸化してしまうため絶対にNG!(ただし、熱いものの上からかけてすぐ食べるのであれば問題なし)
注意点が確認できたところで、ここからは早速レシピをご紹介していきます。
美味しい食べ方を覚えて、楽しみながら日々の食事でえごま油を摂る習慣を身につけてくださいね。
簡単シンプル!卵かけごはんにかける
3-2.冷蔵庫にあるものでパパっと作る!おくらと納豆の冷やしうどん
<材料 (1人分)>
ごはん 一膳
生たまご 1個
しょうゆ お好みの量
えごま油 小さじ1
<作り方>
1.ごはんを器にもり、先にお好みの量のしょうゆをたらしておく。
2.生たまごをごはんに落とす
3.上からえごま油小さじ1をまわしかけて完成。
シンプルな卵かけごはんにえごま油を足して食べる方法で、実は卵かけごはんが最も人気のあるえごま油の摂り方です。
私も初めて食べてみましたが、えごま油そのものの味はそれほど感じることなく、風味だけがのって美味しく食べることができました。
ただし、時間が経過するにつれてやはりごはんの熱などが影響するのか、味が若干変わったように感じました。
味やにおいに神経質な方は特に、えごま油をかけたらすぐに食べることをおススメします。
冷蔵庫にあるものでパパっと作る!おくらと納豆の冷やしうどん
<材料 (1人分)>
冷凍うどん 一玉
冷凍オクラ お好みの量(生のオクラでも可)
納豆 1パック
めんつゆの素 大さじ3
水 適量(お好みで)
刻みのり 適量
えごま油 小さじ1
<作り方>
1.冷凍うどんを電子レンジで解凍する。
2.冷凍のオクラを電子レンジで解凍する。
3.どんぶりにめんつゆの素、水を入れ、解凍したうどんをいれる。
(うどんは水で冷やしても冷やさなくても、お好みで)
4.納豆をまぜて、付属のたれを加え、解凍したオクラと和える。
5.うどんの上に4、刻みのりをのせたら、食べる直前にえごま油をまわしかけて完成。
普段から食べているレシピなのですが、納豆とめんつゆの味が強いため、えごま油をかけてもえごま油の味はほとんど感じずに美味しく食べることができます。
ただ、解凍した温かいうどんとおくらの場合、食べ始めて温かいからか、後半にはえごま油の苦味が若干出てくるような気がしました。
苦味はアクセントになるというような味ではないので、温かいうどんにかける場合は早めに食べることをおススメします。
もう一品にも便利!白菜とカニカマのえごま油サラダ
<材料 (2人分)>
白菜葉の先の部分 3-4枚
カニカマ 4本
えごま油 小さじ1
塩小さじ 1/2程度
ミニトマト 3-4個
<作り方>
1.白菜を細かく刻み、ミニトマトは半分にカットする。
2.カニカマを適量なサイズに割く。
3.ボール1、2、塩を加えて和える。
4.お皿に盛り付け、食べる直前にえごま油をまわしかけて完成。
トマトとカニカマの甘味にえごま油がちょっぴりアクセントとなり、とても食べやすく美味しい一品です。
調味料は塩とえごま油のみのシンプルな味つけながら、食べ応え十分。
小さなお子様にも甘味があるので食べやすいですよ。
美味しくなる!鶏むね肉にかける
<材料 (2-3人分)>
鶏むね肉 1枚
塩 小さじ1/2
ドライハーブミックス 適量
酒 大さじ1
片栗粉 適量
えごま油 大さじ1
<作り方>
1.鶏むね肉の厚みを半分にし、フォークで数ヶ所刺しておく。
2.1をビニール袋、またはボウルなどに入れ、ドライハーブミックス、酒、塩を入れて10分ほどおく。
3.焼く前に片栗粉をまぶし、油をひいたフライパンに入れ、中火でじっくり焼き色がつくまで焼く。
4.ひっくり返して弱火にし、蓋をしてさらに3分ほど蒸す。
5.お皿に盛り付け、食べる直前にえごま油をまわしかけて完成。
こちらもタンパク質との組み合わせです。
えごま油の香りと風味が引き立ち、かけることでよりお肉が美味しくなる一品です。
えごま油をあまり意識せずに摂れますし、今回はハーブミックスを使いましたが、単純に鶏むね肉の蒸したものや焼いたものにかけても美味しいです。
また、同じ要領で白身魚などで代用いただいても合うかと思いますが、えごま油は必ず食べる直前にかけるようにしてくださいね。
家族も喜ぶ!豚キムチに加える
<材料 (2-3人分)>
◎豚バラ 薄切り200g
◎タマネギ 1/2個
◎もやし 1/2袋
◎砂糖 小さじ1(お好みで)
◎塩・胡椒少々
白菜キムチ100g前後(お好みで)
<作り方>
1.豚バラは食べやすい大きさに切り、タマネギは薄切り。もやしは洗っておく。
2.◎の材料をボウルに入れ、混ぜておく。
3.熱したフライパンにボウルにあわせたものを入れ、中火で炒める。
4.8割方火が通ったら、キムチを入れてよく炒める。
5.全体に火が通ったら、出来上がり。
6.食べる直前にえごま油を小さじ1まわしかけて完成。
いつも作っている豚キムチに小さじ1のえごま油を足してみたのですが、キムチの味が強いせいか、えごま油の味はほとんど感じることなく、食べやすいです。
こちらもお皿に盛り付けた後にえごま油をかけるようにしましょう。
タンパク質である豚肉との相乗効果も期待でき、美味しく簡単に栄養をとることができるのは嬉しいですね。
まとめ
えごま油の味とおススメの食べ方についてご紹介しました。
健康にいいとされるえごま油は、新鮮であればほとんどクセがなく、味も香りもほぼしないことが分かっていただけたかと思います。
ただし、製法の違いや酸化してしまうことで、味も香りも変わってしまうので注意が必要です。
酸化を避ける4つの方法は以下の通りでした。
<酸化を避ける4つの方法>
- 開封前は高温多湿を避け暗所に保存する
- 開封後はキャップや蓋をきちんと閉めるよう注意する
- 冷蔵庫で保管をし、1ヶ月を目安に使い切るようにする
- 絶対に火に通さない。(ただし、食べる直前にお味噌汁にいれたり、お皿に盛った熱い料理にかける程度でしたら心配する必要はありません)
また、今回は5つのレシピをご紹介しましたが、これ以外にも様々な食事にたらすだけでえごま油を摂ることができますので、ぜひ普段の食事に使ってみてください。
この記事が皆様にとってお役に立つことができましたら幸いです。
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